それぞれのパッケージには、異なる目的と機能があります。
amplify_flutter: これは、Amplifyフレームワーク全体を使用するための基本的なパッケージです。amplify_flutterパッケージを使用することで、Amplifyの機能(認証、API、ストレージなど)を簡単に利用できるようになります。このパッケージは、Amplifyフレームワークを使用してFlutterアプリケーションを開発する際の基本的な部分を提供します。
amplify_auth_cognito: これは、Amazon Cognitoをバックエンドとして使用した認証機能を提供するAmplifyプラグインです。このパッケージを使用することで、Cognito User PoolsやCognito Federated Identitiesを利用した認証やユーザー管理が可能になります。amplify_auth_cognitoは、Amplifyフレームワークの一部であり、amplify_flutterと組み合わせて使用することが一般的です。
amazon_cognito_identity_dart_2: これは、Amazon Cognitoの機能を直接使用するための独立したDartライブラリです。このパッケージは、Amplifyフレームワークとは独立して開発されており、Amazon Cognitoを利用するための低レベルなAPIを提供します。amazon_cognito_identity_dart_2を使用する場合、Amplifyフレームワークの便利な機能は利用できませんが、Amazon Cognitoを直接操作する柔軟性が得られます。
これらのパッケージの違いを要約すると、amplify_flutterとamplify_auth_cognitoは、Amplifyフレームワークを使用してFlutterアプリケーションで認証を実装するためのパッケージであり、amazon_cognito_identity_dart_2は、Amplifyフレームワークとは独立してAmazon Cognitoを操作するためのDartライブラリです。
一般的に、Amplifyフレームワークの機能を活用したい場合は、amplify_flutterとamplify_auth_cognitoパッケージを使用することが推奨されます。ただし、特定の用途でAmazon Cognitoを直接操作したい場合は、amazon_cognito_identity_dart_2を使用することができます。